2008年春。
冬がやっと終わりを告げ、暖かくなったものの、風がつよくて花粉が飛び散る季節の到来というわけで手放しで喜べない私です。
寒さはいくぶんやわらいだと思うんですけど、花粉の影響で早くもなみだ目とくしゃみにさいなまれる始末。季節としての春はとても好きなんですけどね、こういう副産物があるおかげで、季節を満喫できないもどかしさがあります。
空を飛ぶ鳥たちや道端を闊歩する犬猫くんたちには花粉症というのはないのだろうか? 暖かくなってきたせいで、路地の真ん中で堂々と昼寝を決め込む猫の輩も出てきて、車やバイクのドライバーには時に非常に迷惑だったりします。
時刻とともに移り行く日向のエリアを求めて、気持ちよさそうにうずくまっている様は、時に愛らしいとも思うんですけど、観光地の襲撃サルほどじゃないにしても、ふてぶてしいやつも時にはいたりして、彼らには花粉症はあまり縁がないのかなと、うらやましさ半分、でもやっぱり人間でよかったという気持ちも半分(なんだかな)。
花粉症の時期をひたすらじっと我慢して耐え抜く私であります。
この春の季節というのは、ドラマや映画などで、桜が舞い散る中での「卒業」や「入学」のシーンというのが映像的にとても美しく演出されることが多く、そういうイメージ世界の気持ちよさというものがすごく自分の中にあります。そんな世界の中の人物たちには、花粉症で苦しむ姿はありません。
春に花粉症・・・ホントに必要のないジャマな存在です。
でも、春の季節になると、とても聞きたくなる曲があるのです。日本が生んだ偉大なギタリスト・大村憲司さんの1981年のソロアルバム「春がいっぱい」からタイトル曲。シャドウズのカバー曲ですが、とても美しいメロディで、桜がひらひらと舞い散る様や小川のせせらぎが感じられるここちよい曲です。アレンジ・演奏面でYMOのメンバーが参加しているのも見逃せません。
ああ、花粉さえなければ・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿