小学生の頃、アニメでやっていた「はじめ人間ギャートルズ」。大好きでした。
今日のお昼のラジオ番組「日曜日の秘密基地」のゲストは作曲家の久石譲氏。今や、スタジオジブリのアニメ作品や北野武映画等の音楽で評価の高い久石氏ですが、最初にプロとして関わった映像作品が、テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」とのこと。まだ小学生だった私が毎週、釘付けになって見ていた大好きなアニメの音楽で、その頃から久石さんの音楽にお世話になっていたというのも感慨深い。
その当時は、現在の「久石譲」というペンネームではなく、本名でのお仕事だったようですが、今日のラジオ番組の中で「ギャートルズ」についても話が触れていたのがちょっとうれしかった。伊集院氏はこのアニメ作品のサントラCDを所有していて、自身のコント作品にBGMとしてよくこの音楽を使うそうですが、シンプルかつ、たわいない日常のシーンに使用されていたBGMが大好きだそうで(実は私も大好きなのです)、このようなちょっとした目立たないシーンの音楽が簡単に作れるかどうかがプロとアマの大きな違いだというような話がとても興味深かった。
とにかく、私はあのアニメの世界観が大好きで、見渡す限り地平線という広々とした世界、そして日々の暮らしの半分はマンモスと戦ったり、物々交換で食料を調達するといったシンプルさがとてもうらやましく感じたものです。(実際に生活するとなると、実は大変だったりするのでしょうが・・・)
大地に仰向けに寝転ぶと、空には満天の星。獲ったマンモスを輪切りにして焼いて食べるシーンとか、今のように複雑な世界情勢とは無縁のシンプルでほのぼのとした世界が大好きでした。まあ、現在のように情報化社会で生きていると、全く真逆のこの世界にポンと放り出されたとしたら、全く生きていけないのは想像に難くないのですが、小学生にはそんなことは関係ありません(笑)。こんなあこがれがいまだに強いということは、それだけ現在、ストレスにまみれて生活しているということなんでしょうね。
(もっと現実を直視せねば・・・苦笑)
伊集院氏同様、私もこのアニメのサントラCDを持っていて、時々、聞きふけることがあるのですが、当時は今と違ってシンセがメジャーではなかった時代、ほとんどが生演奏です。作風も現在のような久石節はまだ顔を出していませんが、「ギャートルズ」の作品世界を体現するのにぴったりなほのぼのサウンドで、私の中では「ピュンピュン丸」の音楽とともに大好きなアニメ音楽の一つなんです。現在のアニメやドラマでは、このようなタッチの音楽はほとんど聴くことができなくなっただけに、このサウンドに触れると懐かしさに包まれてほっこりとしてしまう私です。また、このアニメから「やつらの足音のバラード」という名曲も生まれましたね。こちらはムッシュかまやつ氏の作曲で、小泉今日子さんもカバーしたことがありました。いい曲は残る。
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