2008年3月2日日曜日

日曜日の秘密基地

毎週日曜日の午後、ここ数年必ず聞いているラジオがあります。しかもAM。首都圏エリアのみの放送だと思うのですが、「伊集院光の日曜日の秘密基地」という番組。(TBSラジオ)

午後の1時から5時までの放送ゆえ、ほぼ日曜日の昼間の時間を占拠しているので、番組が終わるとともに日が暮れているという感じですね。

落語家出身という肩書きを持つだけあり、瞬発力のある伊集院氏のトークは聞いていて耳に心地いい(笑)。そして、番組内容を大きく分ける4つのコーナーもそれぞれがとても面白く、ついつい引き込まれてしまい、途中でラジオのスイッチを消すことができず、最後まで聞いてしまうことになるのです。
それゆえ、自然と日曜日の午後はTBSラジオを聞くのが習慣となり、現在に至るという次第です。

4時間の番組内容は、1時間ごとにコーナー分けされていて、局アナの女性アシスタントとのオープニング・トークと2組の若手芸人が街頭インタビューしたテープの内容を競い合う1時台。
ジャンル問わず、各界の有名人の方をゲストに呼び、過去のインタビュー記事からクイズを出題する「秘密基地VIPルーム」の2時台。
ちなみに今日は、作家の大江健三郎氏。ノーベル文学賞作家と伊集院氏のトークは、二人の共通の知り合いであった伊丹十三氏のことを切り口にとても興味深い話が展開した。

人気芸人を講師に招き、わかりやすく時事ネタを解説してくれるのが「日曜ゼミナール」の3時台。そして、これが特に好きなのですが、ずっと気になっていた記憶の穴をリスナーの協力で埋めていく「ヒミツキッチの穴」の4時台。

アシスタントの女子アナの中では、みのもんた氏の「朝ズバ」でもおなじみの竹内香苗アナが特にいい。彼女の局アナとは思えないはじけぶりとノリのよさが最高で、バラエティのタレントかと思うくらい(笑)。伊集院氏との相性もとてもいいので、聞いていてとても楽しい。
また、時事ネタに関しては、ニュースを見たり新聞を読むよりもわかりやすいので、3時台はとても重宝している。お笑いならではの「たとえ方」がユニークで、笑いながらも、勉強になるというお薦めのコーナー。

記憶の穴を埋めていく「ヒミツキッチの穴」では、「あ~、あった、あった」的な昔の記憶の穴がリスナーの協力を得て、少しずつ解決に向かう過程をワクワクしながら聞いている次第。もう、少年のように楽しんでます(笑)。ときおり、70過ぎの方からの投稿もあったりして、このコーナーのファン層の幅広さを実感させられる。

そんな、自分にとって生活の一部のようになってしまったこの番組が、実はこの3月で終了してしまうという。どんな番組でも、愛着を持っている番組が終了するというのはとてもさびしいものですが、こればかりは仕方がない。さらに面白い番組が生まれることを祈るしかない・・・。

しかし、一部番組情報によれば、4月以降は同じ時間帯で、なんと爆笑問題が担当するとのこと。彼らも時事ネタを料理するスタイルが一つのウリなので、「日曜ゼミナール」路線は残してくれるものと期待している。太田氏が、昼間とはいえ、毒舌をセーブするとはあまり思えないので(田中氏がどこまでフォローしきれるのやら・・・)、そのへんのリスキーな緊張感から生まれる面白さは十分期待できると思う。

結局、日曜日の午後は今後もしばらくTBSラジオということになってしまいそうです。

今日の深夜は、これまたずっと聞き続けている二ヶ月に一度の番組「Radio Sakamoto」(J-Wave)。YMOキッズの私としては、坂本龍一さんのラジオ番組は聞き逃すわけにはいかないのです。
今年はYMO誕生30周年記念の年。リリース・ラッシュにならないことを祈るばかり。

0 件のコメント: